米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペルは5月22日、改良新型『インシグニア』の欧州累計受注台数が、10万台に到達したと発表した。
オペル インシグニアは2008年7月、ロンドンモーターショー08でデビュー。『ベクトラ』の後継に当たるミッドサイズクラス車で、ボディは4ドアセダン、5ドアセダン、ステーションワゴンの3種類を設定する。
2013年9月、オペルはフランクフルトモーターショー13において、改良新型インシグニアをワールドプレミア。デビュー以来、初の大幅改良では、フロントを中心にフェイスリフト。グリル、ヘッドライト、バンパーのデザインを一新し、大きくイメージを変えた。リア周りでは、テールランプとバンパーが新しい。
インテリアは、センターコンソールやステアリングホイールが新デザイン。素材の変更で、質感も引き上げられた。最新の車載インフォテインメントシステムも用意される。
環境性能も向上。複数が用意されるエンジンの中で、2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「CDTI」は、欧州複合モード燃費27km/リットル、CO2排出量99g/kmの優れた環境性能を実現した。
今回、オペルは、改良新型インシグニアの欧州での累計受注台数が、10万台に到達したと発表。2013年秋の発売以来、約半年で10万台の大台に乗せた。
オペルのピーター・クリスティアン・カスペルト営業担当取締役は、「発売から数か月で、10万台の受注を獲得した。これは、新しくモダン、エレガントなフラッグシップモデルが、顧客の心にアピールしている証」と語っている。