JX日鉱日石開発と丸紅は、ニッポン・パプアニューギニアLNGを通じて参画するパプアニューギニアのPNG LNGプロジェクトが5月25日、東京電力向けにLNGの第1船を出荷したと発表した。
PNG LNGプロジェクトは、開発段階を経て操業段階へと移行、今後、長期にわたってパプアニューギニアの天然ガス資源を日本をはじめとするアジア市場へ供給していく。
PNG LNGプロジェクトは、パプアニューギニア中央部のサザンハイランズ州、ヘラ州、ウエスタン州に位置する油・ガス田から生産される天然ガスを、全長700kmを超えるパイプラインで首都ポートモレスビー近郊まで輸送し、年産690万トンのLNGプラントで液化して輸出するもの。
プロジェクトでは、今後30年以上にわたって合計して9兆立方フィート超の天然ガスを生産される計画。このガスを原料としたLNGは、長期販売契約により、主に東京電力、大阪ガス、中国石油化工集団、台湾中油へ供給する。