大規模なリコール(回収・無償修理)問題に揺れている米国の自動車最大手、GM。同社が、2014年第2四半期(4-6月)に計上するリコール対策費用の見通しを示した。
これは5月15日、GMが明らかにしたもの。同社は、「2014年第2四半期に、リコール対策費用として、およそ2億ドル(約203億円)を計上する」と発表している。
GMが4月24日に発表した2014年第1四半期(1-3月)の決算では、純利益が1億ドル(約101億円)にとどまり、前年同期に対して89%もの大幅な減益となった。
大幅な減益となった要因は、大規模リコールの影響。GMは第1四半期に13億ドル(約1320億円)のリコール対策費用を計上したため、利益を圧迫する大きな要因に。
第1四半期に続いて、第2四半期にも、リコール対策費用を追加計上する予定のGM。同社は、「主にリコールに関連した修理費用に充当する」と説明している。