富士重工業(スバル)は5月9日、2015年3月期の連結業績予想を発表した。好調が続く北米販売などをテコに営業利益は前期比4%増の3400億円と、3期連続の最高益を見込んだ。
連結世界販売は11%増の91万6000台を計画、3期連続で最高を目指す。このうち北米は11%増の53万台と、初めて50万台を突破させる。純利益は4%増の2150億円でこれも過去最高の計画。
記者会見した吉永泰之社長は「販売の伸びに対して営業利益の増益幅は少ないが、今後の成長に向けて設備投資と研究費を増やすため。その中でも増益を確保していく」と語った。今期の設備投資は75%増の1200億円、試験研究費は23%増の740億円を計画している。