ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは5月8日、4月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万6297台。前年同月比は7%増と、引き続きプラスを維持した。
市場別実績は、欧州が回復。欧州では4月、6325台を販売。前年同月比は23.4%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。このうち、地元ドイツは2659台を売り上げ、前年同月比は14%増。2か月ぶりの前年実績超えとなった。
また、米国は前年同月比1%増の4072台と、3か月連続で増加。単一国としては、3か月連続で中国を上回り、最量販市場となった。その中国の4月実績は、3416台。前年同月比は14.3%増と、2か月連続で増加する。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東は、2.7%減の5207台と、2か月ぶりのマイナス。
1-4月実績を車種別で見ると、『パナメーラ』が前年同期比17%増と好調。また4月単月では、新型SUVの『マカン』が、欧州と中東で合計2000台を初めて納車した。
ポルシェの2014年1-4月世界新車販売は、前年同期比5.2%増の5万4960台。同社のベルンハルト・マイヤー営業&マーケティング担当取締役は、「次のステップは、『ボクスター』と『ケイマン』にプレミアムなGTSを追加すること」と述べている。