JR東海はこのほど、東海道新幹線の車掌訓練装置に駅係員向けの機能を追加すると発表した。東京・名古屋・大阪各地区の運輸所と総合研修センターの車掌訓練装置に、列車監視モニターや可動柵操作盤など駅員向けの装置や機能を追加する。
駆け込み乗車や利用者の転落、非常停止ボタンの動作、可動柵の故障など、さまざまなイレギュラーを想定した実践的な訓練を行えるようにする。車掌と駅員の連携を意識した合同訓練も可能になるという。
投資額は約1億円。12月以降に順次導入し、2015年3月までに設置を完了する。JR東海は訓練機能の追加により「東海道新幹線の駅ホーム係員の対応力を高め、ホーム上の安全性をより一層向上させる」としている。