NEXCO中日本のグループ会社、中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋は、「E-MAC(イーマック)技術研修センター」を岐阜県各務原市に5月29日に開設する。
E-MAC技術研修センターでは、高速道路で使用していた電気設備やトンネル非常用設備などを配置する。技術者は実際に現場で使用されていた機器に触れることで、点検や機能停止を伴う作業などを実体験で学ぶことができる。また、映像資料による安全意識の醸成、高速道路横断時の危険性を3D映像で疑似体験、模擬足場などによる危険予知訓練ができる施設なども設置する。
実体験により安全意識や安全感覚を身につけ、高速道路本線における危険を擬似体験することにより安全な行動が自然と表れる感覚を習得できる。あわせて点検・補修の技術力向上も図ることで、高速道路の安全性の向上に寄与できるとNEXCO中日本では考えている。
開設当初は、NEXCO中日本のグループ社員のみを対象として研修を実施するが、その研修成果を検証した上で、道路の点検・補修業務に携わる技術者に研修の場として提供する予定だ。