ヤマハ発動機は、150ccのスーパースポーツモデル『YZF-R15』を、従来のインドに加え、インドネシアでも生産を開始し、5月から同市場で発売する。YZF-R15は、YZF-Rシリーズ直系のボディデザイン、スポーティな走行性、市街地での扱いやすさなどを特徴とする150ccクラスの本格的なスーパースポーツモデル。2008年からインドで製造・販売しているが、今回グループ会社のYIMM(PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing)により、インドネシアでも製造・販売を行うことになった。近年、インドネシアの二輪車市場では、生活の足としてのスクーターだけでなく、趣味財のスポーツモデルにも需要の伸長が顕著に現れている。特に、若い男性の間でスポーツモデルへの憧れが強く、2007年から販売の「V-IXION」は、同国スポーツカテゴリーでトップシェアのモデルとなっている。また、YIMMは2009年から、MotoGPに参戦するヤマハファクトリーチームのオフィシャルスポンサーとなり、レースを活用したマーケティング活動をインドネシアで展開。昨年11月にはスーパースポーツのフラッグシップモデル『YZF-R1』『YZF-R6』を導入するなど、レースやスポーツイメージを重点に置いたブランド戦略を行っている。今後はアセアン全域にも同様の市場が形成されると想定しており、今回のインドネシアを皮切りに、順次YZF-Rシリーズのラインナップ強化による販売拡大およびブランド力の強化を進めていく。
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