ドイツの自動車大手、ダイムラーは4月9日、ドイツで年次株主総会を開催。その席で、ベルント・ピシェッツリーダー氏が監査役に選任されたと発表した。
ベルント・ピシェッツリーダー氏は、自動車業界で名の知れた人物。ダイムラー傘下の高級車ブランド、メルセデスベンツと競合するBMWのCEOを、1993-1999年まで務めた。
また、同氏は1999年にBMWを退社すると、今度は2002年、フォルクスワーゲンのCEOに就任。その後、フォルクスワーゲングループ傘下の商用車メーカー、スカニアのCEOに起用。2007年、同社を退職している。
今回、ダイムラーの年次株主総会において、ベルント・ピシェッツリーダー氏の監査役選任が承認された。BMWとフォルクスワーゲンというドイツ2大メーカーのトップを務めた人物が、再び自動車業界の表舞台に姿を現す。
ダイムラーは、「ベルント・ピシェッツリーダー氏の監査役の任期は5年」と説明している。