日本のスズキ自動車の子会社、スズキ・モーターサイクル・インディア・リミテッド(SMIL)が、ヒーロー・モトコープやホンダ・モーターサイクルといった競合他社に対抗して新モデルのスクーターを発表するとエコノミックタイムスが伝えた。
マルチ・スズキはインド国内の自動車市場の大半を専有しているが、SMILは大手他社と比較するとまだ遅れを取っており、急成長しているスクーター市場で新製品を投入することで、他社に差をつけたいとしている。
SMILは同社からの3作目のモデルとして『Let's』と名付けた110CCスクーターを発表する予定である。
副社長のアトゥール・グプタ氏は、スクーター市場の成長率がバイクの年3%に対し年21%であることを踏まえて、「長い目で見れば、『Let's』はそのパワフルな性能が広く若者や学生に受け入れられるだろう」としている。
グプタ氏によれば、『Let's』は最大8.7馬力、アルミニウム合金のボディと新たなオートマチックCVTを備え、国内最軽量の98キログラムを実現したことによって、燃費もリッター当たり63キログラムと100-125CCバイクに匹敵するものになっている。