三陸鉄道、開業30周年と全線復旧の記念切符発売

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三陸鉄道南リアス線は4月5日に全線の運転を再開し、翌6日には北リアス線も全線再開する予定。写真は南リアス線。
  • 三陸鉄道南リアス線は4月5日に全線の運転を再開し、翌6日には北リアス線も全線再開する予定。写真は南リアス線。
  • 北リアス線では全線再開にあわせ、新型お座敷車36-Z1形「さんりくはまかぜ」が導入される。

岩手県の三陸鉄道は4月5日から、開業30周年と全線復旧を記念した「三陸鉄道開業30周年&東日本大震災復旧全線運行再開記念きっぷ」を発売する。

三陸鉄道は宮古(宮古市)~久慈(久慈市)間71.0kmの北リアス線と、盛(大船渡市)~釜石(釜石市)間36.6kmの南リアス線を運営している第三セクター。1975年までに国鉄線として開業した宮古線宮古~田老間・久慈線普代~久慈間・盛線盛~吉浜間と、国鉄新線として工事中だった田老~普代間・吉浜~釜石間の経営を引き継ぐ形で、1984年4月1日に開業した。

2011年3月の東日本大震災では、津波により南北両線とも路盤が崩壊するなどの被害に遭ったが、その後順次復旧。4月5日に南リアス線が全線での運転を再開し、翌6日には北リアス線も全線再開することになった。

記念切符は盛・釜石・宮古・久慈各駅のA型硬券入場券と、綾里・三陸・小本・田野畑・普代・陸中野田・陸前赤崎・島越各駅のB型入場券、田野畑~小本・釜石~吉浜各区間のA型硬券乗車券、唐丹~平田・田野畑~島越各区間のB型硬券乗車券のセット。これに路線図・車両ガイド・年表の台紙が付く。発売額は1セット3000円で、盛・釜石・宮古・久慈各駅で発売する。通信販売も受け付ける。

このほか、4月5日から「三陸鉄道南リアス線全線運行再開記念フリー乗車券」(1000円)、翌6日から「三陸鉄道北リアス線全線運行再開記念フリー乗車券」(1800円)が、それぞれ発売される。

《草町義和》

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