米国の自動車最大手、GMは3月31日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)に対して、130万台以上のリコール(回収・無償修理)を届け出たと発表した。
今回のリコールは、パワーステアリングの不具合によるもの。電動パワーステアリングのアシストが、突然失われる可能性がある。走行中にこの状態に陥った場合、事故のリスクが高まるとしている。
対象となるのは、シボレー『マリブ』が2004-2005年モデルと2006/2008-2009年モデル。シボレー『HHR』が2009-2010年モデル。シボレー『コバルト』が2010年モデル。
他にも、ブランド廃止となったサターンとポンティアック車の一部も、リコールの対象に含まれる。今回のリコールは、米国で販売された130万台以上が該当。
GMは、「パワーステアリングのモーターを交換するリコール作業を行う」と説明している。