米国の自動車大手、フォードモーターは3月28日、オハイオ州のリマエンジン工場に5億ドル(約514億円)を投資し、「2.7エコブースト」エンジンを生産すると発表した。
「エコブースト」は、フォードモーターの新世代環境エンジン。排気量を縮小し、直噴ターボ化することで、パワーを保ちつつ、環境性能を引き上げる。
エコブーストの最新ユニットが。2.7エコブースト。2014年1月、デトロイトモーターショー14で初公開された新型フォード『F-150』に、まずは搭載される予定。
先代F-150には、「3.5エコブースト」が用意されていたが、新型ではさらにダウンサイジングを進め、新開発の2.7リットルV型6気筒のエコブーストを設定した。
現時点では、2.7エコブーストのパワースペックは公表されていない。フォードモーターによると、軽量コンパクト設計で、中級レンジのV8エンジンに匹敵するパワーを獲得しているという。なお2.7エコブーストには、アイドリングストップ機能が付く。
3月28日、フォードモーターは、オハイオ州のエンジン工場に5億ドルを投資すると発表。2.7エコブーストの生産に備え、工場の設備を改修するのが目的だ。同時にこの投資は、300名の雇用を生み出すとしている。