【新聞ウォッチ】東京五輪組織委、「心を一つに」豊田章男氏が「副会長」正式就任

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トヨタ自動車 豊田章男社長
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年3月27日付

●電車にバスにベビーカーマーク、たたまず乗車OK(読売・1面)

●東日本高速大雪で減収、通行料7.2%減、SAも影響(読売・8面)

●ツイン前輪バイク参入、ヤマ発、タイで(読売・8面)

●2020年へ本格始動、東京五輪理事会(読売・39面)

●ガソリン160円台半ば、来月見通し、温暖化対策税も影響(産経・10面)

●レアアース中国輸出規制は違反、WTO報告書 (東京・6面)

●車10社、配当9000億円超、トヨタ自社株買い3600億円、今期(日経・1面)

●車関税、撤廃の用意豪首相、日豪EPA妥結へ全力 (日経・1面)

●三菱自、社外取締役に宮永氏、三菱重工社長迎える (日経・11面)

●個人間の中古車販売仲介、カーコンビニとオールアバウトが新会社(日経・15面)

●新年度収益展望、円安効果縮小、増益率は鈍化 (日経・17面)

●今春の新入社員は「安全運転の自動ブレーキ型」(日経・46面)

ひとくちコメント

「私自身、人生を通してスポーツから学んだことが多い。スポーツには不思議な力があり、心を一つに、日本がここまで復興したということを世界に発信できるように、世界の人々の笑顔につながるようにしっかり努力したい」。2020年東京五輪・パラリンピックの推進母体である大会組織委員会の理事会で、副会長に正式に就任したトヨタ自動車の豊田章男社長が意気込みを示したという。

副会長には豊田社長のほか、東京都の秋山俊行副知事、日本スポーツ振興センターの河野一郎理事長、桜田義孝文部科学副大臣、日本オリンピック委員会の竹田恒和会長、日本パラリンピック委員会の山脇康副委員長が選出された。

きょうの読売は社会面で「2020年へ本格始動」とのタイトルで社会面に大きく報道。「女性メダリスト、障害者アスリート、財界人に芸術家。この日、都内で開かれた大会組織委員会で初めて一堂に会した理事34人の顔ぶれからは『オールジャパン』の体制で成功に導くという世界へのメッセージが強く打ち出された」と取り上げている。

また、朝日は豊田氏の代表副会長選出について触れ「森義朗会長の意向」と伝えている。「もともと会長は資金集めなどの面から財界から迎える方針だったが、本命候補だった豊田氏が難色を示した経緯がある」とも裏話を披露。森会長は豊田氏について「総括的に会長を補佐していただき、経済団体との調整をお願いする」と説明したとも。

いずれにせよ、「心は一つ」という豊田氏は、日本自動車工業会の会長職からは解放されるが、新たに東京五輪の副会長という重責を担うことになる。本業のトヨタ社長,レーサーの「モリゾウ」と、引き続き「3つの顔」を持つことに変わりはない。

《福田俊之》

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