米国の自動車最大手、GMは3月17日、3件のリコール(回収・無償修理)情報を公表した。
今回のリコールは、異なる3種類のリコール。米国で販売された合計約155万台が対象になる。GMのメアリー・バーラ新CEOが、社内のリコール報告体制の見直しを指示した結果、新たに判明したもの。
2009-2014年モデルのシボレー『エクスプレス』、GMC『サバナ』の場合、ダッシュボードの素材に問題があることが分かった。GMによると、シートベルトを装着していない乗員が頭をぶつけた際の安全基準を満たしていない可能性があるという。30万3000台がリコールに該当。
2013-2014年モデルのキャデラック『XTS』の場合、ブレーキブースターに不具合があり、オーバーヒートを起こして、樹脂製部品が溶け、火災に至る恐れがある。6万3900台が、リコールの対象。
一部2008-2009年モデルと全2010-2013年モデルのビュイック『アンクレイブ』、GMC『アカディア』、一部2009年モデルと全2010-2013年モデルのシボレー『トラバース』では、エアバッグ警告灯に不具合があることが判明。118万台のリコールを行う。