『VWポロR』のドライバーであるセバスチャン・オジェは、ラリーメキシコで2位となったチームメイトのヤリ‐マティ・ラトバラに1分12秒6の差をつけて勝利し、WRCのスタンディングで3ポイント差のトップに返り咲いた。
「ラリーとパワーステージで勝利することができ、パーフェクトだ。僕はスウェーデンで小さなミスを犯した後に感じた悔しさは、チャンピオンシップで勝利する方法を再び見つけるための最高の道だったね」とオジェは語った。
金曜日のラリーで最初にスタートしたことにより、滑りやすい路面という最悪のコンディションで競うこととなったラトバラの勝利のチャンスは小さなものになったが、彼は予想されたよりもタイムロスを少なくして、マッズ・オストベルグのリタイア後に3位から2位へと駆け上がることとなった。
ヒュンダイのティエリー・ヌービルは、今季最初のグラベルのラリーで失態を犯さなかった。他のドライバー達がコースを逸脱する中、彼はトラブルをかいくぐって順位を上げ、約400kmの合計22ステージを走破した後、ラトバラから4分16秒遅れの3位でフィニッシュした。
エルフィン・エヴァンスは彼の『フィエスタRS』で、メキシコへの初出場ながらヌービルから1分20秒7遅れのキャリア最高4位を獲得した。