ダイムラー、インド・チェンナイ工場を拡張…バス生産へ

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ダイムラーのインド・チェンナイ工場の拡張工事起工式
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ドイツの自動車大手、ダイムラーは3月6日、インド・チェンナイ工場において、新たなバス組み立て工場の起工式を行った。

この新工場は、ダイムラーがおよそ5000万ユーロ(約72億円)を投じて、チェンナイ工場の敷地内に建設するもの。起工式には、ダイムラー、ダイムラー商用車の現地法人、ダイムラーインディア商用車(DICV)、販売店、サプライヤーなどの関係者が出席し、執り行われている。

新工場は2015年第2四半期(4-6月)、完成する予定。メルセデスベンツブランドのバスなどを、稼働当初は年間1500台組み立てる。その後、年間4000台規模へと生産台数を拡大する計画。

チェンナイ工場は、DICVが総投資額7億ユーロ(約1000億円)以上を投じて、2012年4月に完成。工場の面積は約160ヘクタール。

同工場には、組み立てラインの他に、研究開発部門も併設。2012年の夏から、「バーラトベンツ」ブランドの大型トラックの生産を開始した。当初の年産台数は3万6000台。将来的には、最大7万台へ引き上げる計画だ。ダイムラーのトラック工場としては、部品製造から組み立てまで一貫生産を行うのは、同工場が世界で3番目となる。

《森脇稔》

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