VWのセバスチャン・オジェは3月7日、ラリーメキシコの第1レグにおいて、午前中は緩んだグラベルの上で最小限のロスをキープし、午後には4度の最速タイムを記録して、合計約150kmのステージを26秒1のリードで終了した。
「素晴らしい午後だったが、容易なものではなかったよ」と合計11のオープニングステージの内、7つのステージで勝利したオジェは語った。
マッズ・オストベルグとオジェはこの日の午前中にそれぞれ2つのステージの勝利をシェアし、オストベルグはシトロエン『DS3』で3秒3のリードを確保した。しかし彼の副ドライバーであるヨナス・アンダーソンが、ファイナルテストでラジエーターシールドを取り除くのを忘れた為、タイムを落とすこととなってしまった。
VWのヤリ‐マティ・ラトバラはほこりっぽい路面コンディションに苦戦を強いられた。しかし彼は上手く対処して5番手から3番手に駆け上がり、彼のVWのチームメイトであるオジェから42秒5遅れで第1レグを終了した。
フォード『フィエスタRS』を駆るミッコ・ヒルボネンはオルタネーターの故障によりリタイア。クリス・ミークは、彼のDS3のサスペンションアームが破損した為、コースアウトして岩に衝突。リタイアを喫した。