【ルノー キャプチャー 試乗】オンロードで光るスタイリッシュなSUV…諸星陽一

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ルノー キャプチャー
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ルノーから新しくリリースされた『キャプチャー』は、1.2リットルのターボエンジンを搭載する、クロスオーバーSUV。

キャプチャーは全長4125mm、全幅1780mm、全高1565mmというSUVとしては比較的コンパクトなパッケージングの5ドアモデル。このサイズで5ドアのSUVといえば日産のジュークを思い浮かべるが、じつはキャプチャーはジュークをベースとしたモデル。ただし、ホイールベースは75mmも延長されている。

搭載される1.2リットルエンジンは直噴タイプのターボで、リッター100馬力にあたる120馬力を発生。19.4kgmのトルクをわずか2000回転で発生するエンジン特性は、普段使いからスポーティランまで、幅広いドライビングで満足のいく性能を発揮。かつてのターボエンジンのような急激なトルク変化はなく、扱いやすい。

ミッションはデュアルクラッチ式の6速AT。もちろんマニュアルモードも備える。
ミッションをエコモードで使うと、エンジン回転が低めの状態でシフトアップしていくがそれでもまったく不満はなく、エコモードがデフォルトで十分という印象。マニュアルモードだと6000回転付近までキッチリと回せる特性を持つ。

高速道路を走らせると、直進状態のステアリングは適度なユルさがあって楽な印象。しかし、ステアリングを切っていくとその反応はピシッとしてけっこうスポーティ。ATのマニュアルモードを上手に使いながら、ワインディングを走るとそれなりにエキサイティングだ。じつはキャプチャーはFFだけのラインアップで4WDが用意されていない。ラフロードやスノーロードを目指すSUVではなく、オンロードを大きく意識したSUVがキャプチャー。

ラゲッジルームは広く、遊びのギアもたくさん積み込めそう。リヤシートを前倒しにしてのスペースアップ時の拡大もしやすく、拡大時の広さは申し分のないレベルに達している。ただしリヤシートの収納性をよくするために、クッションとシートバックは平板な形状となってしまっている。また、あともう少しだけシートバックが後ろに倒れてくれれば、くつろぎ感が増すだろう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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