ヤマハ発動機は、走行性能と釣り機能性、居住性の高い36フィートのフィッシングボート「DFR」を開発し、4月1日から発売すると発表した。
「DFR」は、深めのデッドライズ(船底勾配)と幅広いチャイン(船側外板と船底外板の交線)、W.T.B.(ウェーブスラスターブレード)を併せ持つ新設計のハル(船体)を採用し、スピード性と凌波性、乗り心地、風流れ抑止性、安定性を高めたフィッシングボート。
広々としたアフトデッキ(後部甲板)に加え、スクエアバウの採用で、バウデッキ(前部甲板)も拡大し、広い釣りスペースを確保した。
また、ドライバーズシートのほか、5人分の着座シートを採用し、大人2人が横になれるバウバース(寝台)を設けるなど、居住性を高めた。エンジンには燃焼効率、環境性能の高い最新式高性能ディーゼルエンジン「D9-500(VOLVO PENTA)」を採用した。
同社では「DFR」の開発と同時に、ヤマハのFSR(フィッシングサポートリモコン)とボルボの電子トローリングシステムを組み合わせた「スーパースローリモコン」を新開発した。簡単操作でエンジンの超低速運転、船位の微妙な調整が可能。
販売計画は年間20隻。価格は2565万9650円から(税抜き)。