気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年1月24日付
●五輪・原発首都論戦都知事選16氏の争い(読売・1面)
●トヨタ販売1032万台計画、14年海外重点(読売・2面)
●三菱自労組ベア要求へ(読売・10面)
●トヨタ世界販売1000万台計画(読売・8面)
●三菱自、公募増資(読売・8面)
●トヨタ労組調整,ベア4000円要求(毎日・7面)
●ルネサス、2拠点閉鎖、来年中、6000人配置転換も(東京・7面)
●日産・ルノー、世界の生産一体運営、工場、相互に活用 (日経・1面)
●みずほ銀、頭取に林氏 (日経・1面)
●現代自、先進国で苦戦、昨年、営業利益1.5%減(日経・7面)
●横浜ゴム、中国・蘇州に工場建設、車タイヤ、265億円投資(日経・15面)
●三輪ハーレー、日本投入、普通免許で運転可能(日経・31面)
ひとくちコメント
161億円という巨額の契約金でヤンキーズ入りする田中将大投手は「目標は世界一」と語っていたが、すでに世界一の座をつかんでいるトヨタ自動車は2014年の世界販売台数が1000万台の大台を超える計画を発表した。
きょうの各紙が大きく取り上げているが、グループのダイハツ工業と日野自動車をあわせた今年の世界販売台数を前年比4%上回る1032万台とする計画だ。1000万台の販売を達成すれば業界で初めてで、3年連続の過去最高更新を目指す。
地域別では、海外での販売台数は、北米や中国での販売が引き続き好調だと見込んでおり、同6%増加の814万台と計画した一方、国内については消費税増税の影響などから同5%減の218万台と控えめだ。
そのトヨタの労働組合は、今年の春闘で、ベースアップ(ベア)にあたる賃金改善分として4000円を要求する方向で検討しているという。 ベアを要求するのは2009年以来5年ぶりとなる。すでに三菱自動車やマツダでも3500円を要求する方針で、自動車メーカーが春闘の賃金相場に与える影響は大きく、産業界にベア要求の機運が一段と高まるとの見方も出てきた。