東京モノレール、500形の赤白塗装を再現…1月19日から運行開始

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500形の塗装を再現する1000形(1049号編成)のイメージ。1月19日から運行を開始する。
  • 500形の塗装を再現する1000形(1049号編成)のイメージ。1月19日から運行を開始する。
  • 1969年から1991年まで運用されていた500形。モノレールの車両としては世界で初めて2軸ボギー台車を採用した。
  • 1989年から運転を開始した1000形。塗装は2000年のリニューアル時に変更されている。
  • デビュー当時の1000形。白と赤を基調に窓回りを黒にしたデザインだった。
  • 2013年には1085号編成が登場時の塗装に戻されている。
  • 1000形のうち1019号編成は1964年のモノレール開業時に導入された車両の塗装に変更されている。
  • 1997年から運転を開始した2000形。現在の東京モノレールでは最新の形式となっている。

東京モノレールは1月16日、500形車両をイメージした塗装を1000形6両編成1本(1049号編成)に施すと発表した。開業50周年記念事業の一環。1月19日から運行を開始する。

500形は、1969年から1991年まで運用されていた東京モノレールの車両。これ以前の車両は車軸の数が二つだけで、車体の長さも約10mと短かったが、東京国際空港(羽田空港)の利用者の増加とともにモノレールの利用者も増加して輸送力不足となったことから、車体を大型化した500形を開発。モノレールの車両としては世界で初めて2軸ボギー台車を二つ備え、車体の長さを約15mに伸ばした。塗装は赤と白の2色で、後に導入された600・700・800形でも採用された。

一方、1989年に登場した1000形は2000年のリニューアル時に塗装を変更したが、後に1019号編成が1964年のモノレール開業時に導入した車両の塗装に変更されており、2013年には1085号編成も1000形登場時の塗装を復元している。今回の500形をイメージした塗装車の導入により、開業から現在までの5種類の塗装が「ヒストリートレイン」として一通りそろうことになる。

東京モノレールは「ヒストリートレイン」がそろったことを記念し、1月19・28日は「パレード形式」による運行を実施。モノレール浜松町駅を10時~10時16分に発車する5本と14時~14時16分に発車する5本は、開業時塗装車、500形塗装車、1000形導入時塗装車、1000形リニューアル塗装車、2000形の順に運行する。

また、1月19日の9時50分頃から10時30分頃まで、モノレール浜松町駅の乗車ホームなどで記念イベントを実施。50周年記念のオリジナルグッズや「ヒストリートレイン」のペーパークラフトなどを先着300人に配布するほか、東京モノレールのキャラクター「モノルン」による「ヒストリートレイン」パレードの見送りも行う。

《草町義和》

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