パナソニックは「エコプロダクツ2013」に12月20日から受注開始のリチウムイオン蓄電システムを出展。すでに問い合わせが殺到しているそうだ。
この蓄電システムの特徴は小型・軽量化と5kWhという大容量を両立したこと。大きさが幅250mm、奥行626mm、高さ649mmで、重量が約65kgと、従来のものに比べて3分の1もスリムになった。おまけに価格は従来のものの約半分の90万円。
「リチウムイオン電池は電気自動車にも搭載されている円筒形リチウムイオン電池を搭載し、部品点数の削減に取り組んで、価格をできるだけ抑えるようにしました」と同社関係者は説明する。
この蓄電池1台で、パソコン、冷蔵庫、テレビなど複数の機器を長時間駆動させることができ、1.5kVAの高出力なので、複合機や卓上電磁調理器具などの大電力を必要とする機器にも使えるそうだ。
「特に法人からの問い合わせが多い状況です」と同社関係者は話し、実際に販売が開始される2014年2月末を楽しみにしている様子だった。