新日鐵住金と住友商事は12月19日、両社の米国における鍛造クランクシャフト製造・販売事業会社インターナショナル・クランクシャフト社が、第4鍛造プレスラインの設置を決定したことを発表した。
北米の自動車販売台数は、2018年までの5年間で約7%成長するといわれ、特に日系自動車メーカーを中心に現地生産化が進んでいる。また、米系自動車メーカーを中心に、自動車の低燃費化に伴うエンジンの小型化・高性能化への対応として、クランクシャフトを鋳造から鍛造に切り替える鍛鋼化が進んでいる。
こうした中、これまで20年以上米国でビジネスを展開してきたインターショナル・クランクシャフト社は、北米のクランクシャフトの旺盛な需要に対応して、鍛造プレスライン3基による年間約270万本のフル操業体制で生産を行っている。今回、顧客からの増産要請を受け、新たに第4鍛造プレスラインの設置を決定。設置後の生産能力は年間約400万本となる。