米国の自動車大手、フォードモーターは12月12日、2014年にアジアと米国で、合計1万1000名以上の新規雇用を行うと発表した。
1万1000名の内訳は、アジアが6000名以上と最多。中国での好調な新車販売への対応として、現地生産能力を拡大するのに伴う人員増だ。
また、米国は5000名以上の新規雇用を計画。そのうちの、3300名は正規雇用となる。同社によると、今回の採用は2000年以来、過去最大規模。この2年間でも、フォードモーターは、北米で1万4000名を超える雇用を生み出している。
また、米国における3300名の正規雇用者の80%以上が、商品開発、製造、品質確認、IT業務に携わる予定。
製造関連では、ミズーリ州のカンザスシティ組み立て工場に、2000名以上の追加雇用を見込む。このうち1000名は、新規雇用。同工場製のフォードの主力フルサイズピックアップトラック、『F-150』の需要増や、2014年夏からの新型『トランジット』の生産に備える。