セスナ、TTx航空機がブラジルの型式証明を受ける

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セスナは12月5日、同社の『TTx』航空機がブラジルのAgencia Nacional de Aviacao Civilより型式証明を受けたことを発表した。

世界で最も速いシングルエンジンの固定ギア航空機のブラジルの顧客への納入は、11月にカンザス州インディペンデンスにあるセスナの施設にて開始された。

TTxは米国の型式証明を今年の6月に連邦航空局より受け、国内と国外に向けて納入を開始した。高いパフォーマンスを持つ航空機は高度なパイロットの為にデザインされ、クラスをリードする最高巡航速度235ノット(435.22キロメートル/時)を持ち、全ガラスのタッチスクリーン・ジェミニG2000イントリンジックTMフライトデックを装備した最初のピストン航空機である。

セスナのシングルエンジン/プロペラ航空機のジョディ・ノーラン上級副社長は、「TTxはこの類を見ない航空機を市場にもたらすことに責任を持つ、セスナのチームの革新と献身を証左するものです。国際的納入はすでに開始され、この型式証明が与えられたことで、TTxは豪華さと先進的なテクノロジー、ジェット機のようなパフォーマンスを要求する高度なパイロットにとって際立った選択となり続けるでしょう」と語った。

TTxは2万5000フィート(7.62キロメートル)の高度で運航が可能で、オプションとしてフライト・イントゥ・ノウン・アイシング(FIKI)システムを持ち、パイロットが変動する天候コンディションに合わせフライトプランを立てることができる。コンチネンタル・モータースのツインターボ6シリンダーエンジンであるTSIO-550-Cは310馬力のパワーを提供。TTxは1250海里(2315キロメートル)の航続距離を持ち、リオデジャネイロからブエノスアイレス、マイアミからニューヨークといったルートでのノンストップ飛行が可能である。

《河村兵衛》

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