スカイネットアジア航空が発表した2013年9月中間決算は、純利益が前年同期比16.4%減の7億0400万円と減益となった。旧型機材の退役を前倒ししたため、リース解約損5億6000万円を特別損失に計上したため。
営業収入は、同16.7%増の177億2000万円と大幅増収となった。有償旅客数は、羽田発着の増枠を利用して熊本、鹿児島、大分線を各1往復増便したほか、神戸~沖縄線の開設で関西圏へ参入したこともあって同22.2%増の80万5893人と大幅に増えた。搭乗率は68.0%だった。
期中の欠航は61便にとどまり、就航率が前年同期より0.9ポイントアップして99.4%となったものの、定時出発率は3.4ポイントダウンして90.3%だった。
営業利益は増収効果で同3.4%増の11億7300万円、外貨建て資産評価益などの営業外収益から経常利益が同50.2%増の13億0800万円と大幅増益となった。
また、期中のユニットコスト(営業費用/提供座席キロメートル)は、旧型機材の退役と新型機材の導入やコスト削減の効果で、前年度の8.95円から8.66円に下がった。