中国上海に拠点を置くQOROS(クオロス)オートモーティブ社は11月21日、中国で開幕した広州モーターショー13において、『クオロス3』を現地発売した。
同社は、2007年に設立された新興自動車メーカー。同社は欧州において、ドイツのミュンヘンやオーストリアのグラーツにデザインスタジオを置いて活動してきた。
QOROSオートモーティブ社の市販第一号車として、2013年3月のジュネーブモーターショー13でワールドプレミアされたのが、クオロス3。クオロス3は、欧州で主力のCセグメントサイズの4ドアセダン。ボディサイズは全長4615mm、全幅1839mm、ホイールベース2690mm。同社によると、力強いデザインと広い室内空間が特徴だという。
搭載エンジンは、ガソリン2種類。1.6リットル直列4気筒の自然吸気版は、最大出力126ps、最大トルク15.8kgmを発生。そのターボ版は、最大出力156ps、最大トルク21.4kgmを引き出す。トランスミッションは6速MTが基本で、6速デュアルクラッチはオプション。アイドリングストップが標準装備された。
今回、QOROSオートモーティブ社は、広州モーターショー13において、クオロス3の中国発売を宣言。現地ベース価格は、11万9900元(約200万円)と公表された。まずは南京市のディーラーを通じて発売する。
広州モーターショー13のプレスカンファレンスには、同社のGuo Qian会長兼CEOが登壇。「最初の量産車、クオロス3の発売は我々の歴史において、重要なマイルストーン。クオロス3が顧客に認知され、支持されると確信している」と述べた。