帝国データバンクは、10月31日時点でミャンマー進出が判明している日本企業を抽出し、社数推移、業種別、年売上高別、都道府県別に集計・分析し、その結果を公表した。
調査は2012年11月21日に続き2回目。
ミャンマーに進出していることが判明した日本企業は、10月末時点で156社にのぼり、前年比71.4%の大幅増加となった。3年前の52社と比べて3年間で3倍に急増していることが判明した。
ミャンマーに進出している日本企業で最も企業規模が大きいのはスズキ、次いで富士ゼロックス、ユニ・チャーム、王子ホールディングスが続く。
業種別に見ると「卸売業」が49社でトップとなった。次いで「サービス業」の29社、「製造業」の27社、「運輸・通信業」の21社の順。前年比増減率で見ても、これらの3業種が、この1年で2倍に急増している。
年売上高別に見ると「1000億円以上」が39社で最も多い。「100 億円以上1000億円未満」の30社と合わせて、全体の半数近くを大企業が占めた。
ただ「1億円以上10億円未満」が36社で、前年比80.0%の大幅増加となり、年売上高別で最も高い増加率となった。
都道府県別に見ると、「東京都」が77社で、全体の半数を占めた。2位は「大阪府」の20社、3位が「愛知県」の13社だった。