【モアスペース軽、人気の理由】パパ・ママ視点の使いやすさを極めた最新モデル、その完成度をチェック

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助手席シートバックレバーで運転席からもスライド操作が容易に
  • 助手席シートバックレバーで運転席からもスライド操作が容易に
  • 新型タントは両側スライドドアに
  • ダイハツ タント
  • ミラクルオープンドアで広い開口部を確保
  • スライドドアはイージークローザー付き
  • 挟み込み防止機能付きで、子供が急に乗り降りしても安心
  • 助手席が大幅にスライド
  • 身長125cmの子どもが余裕で立てる室内高
「スーパーハイト」「モアスペース」と呼ばれる軽自動車のジャンルがいまホットだ。

このカテゴリーのパイオニア的存在だったダイハツ『タント』が人気を博すると、ホンダ『N BOX』、スズキ『スペーシア』とこのカテゴリーに参入。また三菱/日産が共同開発した『eK スペース』『デイズ ルークス』もまもなく発売される。

では、このカテゴリーが支持される理由はどこにあるのだろうか。今回は10月にフルモデルチェンジを受けた新型タントを例に、その使い勝手を利用用途別にレポートしてみたい。新型タントの商品企画は、N BOXやスペーシアなどライバル車を研究し尽くしたあとが十分に感じられるからだ。


◆左側のミラクルオープンドアと右後席パワースライドドアの組み合わせ

今回は、子育てファミリーの視点でレポートしたい。タントは、ユースケ・サンタマリアと小池栄子が共演していた従来モデルの広告などを見ても、子育てファミリーが主要ターゲットのひとつであることが分かる。

今回の新型では、さらに企画段階からユーザーの声を取り込み、先代モデルの弱点などを「販工一体」となって改善し、「軽自動車ハイト系ワゴンの首位奪還」を目指して登場したという。

タントの最大の魅力である、助手席側のミラクルオープンドアは、先代から継続採用。これに加えて、運転席側の後席ドアもスライドドア化され、両側パワースライドドアへと進化した。

これにより、例えば大型スーパーで一週間分の買い物をした際なども便利に。駐車場では、隣のクルマとのスペースに買い物カーゴを置き、荷物をスムーズに室内へと運び入れることができる。ママが左側から子どもを座らせ、パパが右側から荷物を入れるといった具合だ。

両側スライドドア化により、突風でドアが勢いよく開いてしまったり、誤って壁や隣のクルマのドアにぶつけてしまうことも少なくなる。

また、イージークローザーや、挟み込み防止機能、チャイルドプロテクションが付き、半ドアやドアに挟まれるといったアクシデントも回避できる。


◆助手席がロングスライドし後席足元フロアがぐーんと広く

助手席は、先代よりプラス10cmの380mmもスライドする。前方にめいっぱいスライドし、後席フロアを広げれば、足を思い切り伸ばせる空間が生まれる。段差のないフラットフロアは先代より130mm拡大し、最大695mmにもなる。

また、背もたれを前方に倒せば、ミラクルオープンドアからのアクセスがさらに便利に。例えば、A型ベビーカー(両対面式、生後1か月からの子どもが対象)などは、展開したまま(折りたたまずに)後席フロアに簡単に載せられるようになった。

両手で横抱きしたまま、片手の電子カードキーをピッとやってドアを開け、そのまま後席フロアまで入ることもできる。この大開口部のスムーズさが、タントならではのものだ。


◆助手席を倒す・寝かすが車外からも運転席からもラクに

助手席には、外側からも内側からも動かせる「助手席シートバックレバー(スライド・リクライニング)」が、軽自動車に始めて採用された。運転席から左手を伸ばして届くところにレバーが付くことで、助手席を外からも運転席からも、どちらのシーンでも前後スライドやリクライニングの操作ができるようになった。

例えば、助手席で子どもがぐっすり眠ってしまったとする。運転席のママは、このレバーを使うことで、座ったままそっとリクライニング側に助手席を倒してあげることができる。


◆ホイールベース短縮と室内空間アップ、さらに運転席からの視界も拡大

ホイールベースは歩行者保護のためのフロントオーバーハング延長や、燃費性向上を目指し35mm短縮されたにもかかわらず、前後乗員間距離は先代と同等の1120mmを確保。全高は1750mmと先代と変わらないのに、ヘッドクリアランスは20mmアップの230mmとなるなど、室内はいちだんと広くなったと実感できる。室内高は1365mm。身長125cmの子どもが立って着替えることができるほどだ。

広くなったのは室内空間だけではない。運転席からの視界も拡大した。運転席から見えにくい、左後輪周辺を映し出すサイドアンダーミラーや、車両の真後ろ(リアバンパー周辺)を映し出す室内付リアアンダーミラー(G/X標準装備)などは、死角を減らし、バック駐車時などの不安を減らしてくれる。どちらもダイハツの軽では初採用となる装備だ。


◆スマホ感覚で操作できるディスプレイやエンタメ装備がオプションで

エンタテイメントでは、ダイハツ軽初となるスマートフォン連携メモリーナビゲーションシステムがメーカーオプションで設定された。スマホ感覚で直感的に操作できる6.2インチディスプレイで、フリックやピンチイン、ピンチアウトといった、スマホで親しんだアクションがナビ上でも行なえるようになった。

またディーラーオプションとして、8インチメモリーナビ(ダイハツ軽初)が設定され、他社ミニバンクラスで人気の大型ナビがいよいよ軽自動車にも搭載。さらにダイハツ軽初の10.2インチ後席モニター(天井吊り)は、ファミリーにはうれしい装備。これがあれば、後席の家族もエンタテイメントを楽しめ、ちょっとした遠出にも退屈することなくドライブを満喫できる。こちらはメーカーオプションの「純正ナビアップグレードパック」を選択した場合に装着が可能だが、一考の余地があるだろう。
《大野雅人》

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