豊田英二トヨタ元会長お別れの会に3100人

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トヨタ自動車や豊田自動織機などトヨタグループ17社は11月25日、今年9月17日に死去した豊田英二トヨタ最高顧問(元会長、社長)の「お別れの会」を、名古屋市内のホテルで開いた。

同会はトヨタの張富士夫名誉会長を委員長に、トヨタの豊田章男社長ら各社のトップが副委員長を務めて催した。挨拶で張名誉会長は「トヨタと自動車産業の黎明期からその後の発展に至るまで、多大な貢献をされた」と故人の功績を讃え、「我々は英二さんのご遺志を継いで、より良き社会づくりに貢献することをお誓い申し上げる」と語った。

また、1980年代から90年代に英二氏と会長・社長のコンビで事業の世界展開を推進した豊田章一郎名誉会長は「あなたとは叔父と甥の関係だったが、年齢差が12歳なので今日まで兄と思い接してきた。モノづくりでも経営でも最も尊敬する存在だった。100歳の天寿を全うされたとはいえ、残念でならない」と、別れを惜しんだ。

会の式典には森喜朗元首相ら自動車業界および政財官界などから約1100人が出席した。さらに式典後の会には約2000人が参列し、戦前から自動車産業とともに歩み、基幹産業への育成に貢献した故人を偲んだ。

《池原照雄》

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