イタリアの高級車メーカー、マセラティは11月21日、米国で開催中のロサンゼルスモーターショー13において、新型『ギブリ』を北米初公開した。
新型ギブリは、ハイエンドEセグメントに属する4ドアサルーンとして開発され、『クアトロポルテ』の小型版に位置付け。搭載エンジンは、全3種類が用意される。ガソリンは、3.0リットルV型6気筒ツインターボで、2種類のチューニングが存在。トランスミッションは8速AT。駆動方式は、FRと「Q4」と呼ばれる新開発の4WDとなる。
ベースグレードの「ギブリ」用は、最大出力330ps、最大トルク51kgmを発生。0-100km/h加速5.6秒のパフォーマンスと、欧州複合モード燃費10.4km/リットルの燃費性能を両立させた。
高性能グレードの「ギブリS」は、最大出力410ps、最大トルク56.1kgmを発生。0-100km/h加速を5秒で駆け抜け、最高速は285km/hに到達する。このエンジンはマセラティとその親会社、フェラーリが共同開発。エンジンの組み立ては、フェラーリのマラネロ工場で行われる。
今回マセラティは、ロサンゼルスモーターショー13の会場で、新型ギブリを北米初公開。マセラティが強調するのは、伝統の継承。マセラティは、「新型ギブリのフロントグリルは、1950年代の『A6GCS』をトレースしたもの」と説明。さらに、「新型ギブリには、マセラティの個性であるCピラーデザインを採用。トライデントマークは1963年から始まった伝統だ」とコメントしている。