トヨタ車体は、国土交通省が定める超小型モビリティ認定制度に対応する2人乗り超小型電気自動車『コムス T・COM』を世界初公開。
トヨタ車体の網岡卓二社長は11月21日のプレスカンファレンスで「この2人乗りコムスは、将来的な商品化に向けたアドバンスモデルとして開発したコンセプトモデル」と説明。
さらに「1人乗りコムスのコンパクトさは、そのままに二名乗車を実現した台形スタイルと、ドアがあったらいいなというお客様のニーズを織り込んだ。超小型モビリティ認定制度に対応しており、一定の条件、基準の中で公道走行が可能になる」と述べた。
コムス T・COMは2012年7月に全面改良して発売した1人乗りコムスをベースに、同認定制度に対応するため、ヘッドランプのハイ/ロー切り替え、軽自動車用ナンバープレートが納まるよう前後の形状変更を行っている。また二名乗車で車両が重くなることからドラムからディスクブレーキに替えて制動性能を上げたほか、後ろに人が乗ることで重心高が上がるためリアのトレッドを40mm広げたという。