新潟市、BRT導入計画で3巡目の市民説明会を実施…11月18日から

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道路中央に設けられたバス専用車線を連節バスが走行するBRTのイメージ。当初は専用車線を設けず連節バスの導入を先行させる。
  • 道路中央に設けられたバス専用車線を連節バスが走行するBRTのイメージ。当初は専用車線を設けず連節バスの導入を先行させる。
  • 新潟市のBRT導入計画ルート。新潟駅~古町~白山駅~青山間が第1期ルートで、このうち新潟駅~古町間のみバス専用車線を設ける。新潟駅~鳥屋野潟南部間の第2期ルート整備時にはLRTへの転換も想定されている。
  • BRTの運行予定事業者に選定されている新潟交通のバス。本年度末の事業協定締結を目指している。

新潟市はこのほど、市内に導入する予定のバス高速輸送システム(BRT)について、3巡目の市民説明会を実施すると発表した。

同市によると、今回は「これまでに市民の皆さんから寄せられた意見に対する考え方や、夏に実施した連節バスの走行空間検証の結果概要、また、BRT導入に向けて今年度末に締結を予定している新潟交通との運行事業協定の組み立てなど」について説明する予定。11月18日から11月29日にかけて、全8区で説明会を開く。

各区の開催日は東区が11月18日、北区が19日、中央区が21日、南区が22日、秋葉区が25日、江南区が26日、西区が28日、西蒲区が29日。時間は北区が14時~15時30分、それ以外の区は19時~20時30分を予定している。

同市が2月にまとめたBRTの導入計画では、新潟駅~古町~新潟市役所~越後線白山駅~青山間を第1期導入区間とし、このうち新潟駅~古町間の中央車線をバス専用車線にする。当面は中央専用車線を設けず、連節バスの導入を先行させる「第1期暫定型」として2014年度末に運行を開始。2019年頃には「第1期完成型」として中央専用車線を導入し、BRTとしての本格運行を開始するものとしていた。

しかし、現行の計画では運行系統の集約で乗り換えが増えるなどとして市民の反対が強まっており、新潟市は市議会への連節バス購入議案の提出を先延ばしした。現在は2015年夏前の運行開始を目指している。

《草町義和》

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