米国IIHS(道路安全保険協会)は11月5日、スバル『XVクロストレック』(日本名:『インプレッサXV』)で実施した「スモールオーバーラップ」衝突テストの結果を公表し、同車を最高の安全性を備えた「トップセーフティピック+」に指定した。
IIHSのスモールオーバーラップテストは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて、固定バリアに64km/hでぶつける。実際の衝突事故に、より近づけるための追加テストとして行う。車両のメインフレームよりも外側に大きな衝撃がかかるため、厳しい判定を下されるモデルが多い。
IIHSがインプレッサXVで実施したスモールオーバーラップテスト結果は、ダミー人形の頭/首、胸、大腿部、脚への傷害レベルが最小限。GOOD(優)と判定された。
また、ボディの安全構造に対する評価も、GOOD(優)IIHSはインプレッサXVについて、スモールオーバーラップテスト時、ドライバーの足元、上半身ともに、ダッシュボードなどの室内側への侵入が少なく、生存空間が充分あると評価している。
この結果、インプレッサXVは、スモールオーバーラップテストの総合評価で、最高のGOOD(優)。そして、IIHSはインプレッサXVを、最高の衝突安全性を備えた「2013トップセーフティピック+」に指定した。IIHSは、「スバル車のトップセーフティピック+は、『フォレスター』、『インプレッサ』、『レガシィ』、『レガシィアウトバック』、『インプレッサXV』の5台」と説明している。