フォルクスワーゲン、メキシコ新工場に追加投資…エンジン増産へ

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フォルクスワーゲンのメキシコのエンジン新工場
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欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは11月7日、メキシコの新エンジン工場に追加投資を行うと発表した。

メキシコのエンジン新工場は、メキシコ中央部のグアナファト州シラオに位置。フォルクスワーゲングループが5億5000万ドルを投資して建設し、2013年1月に完成したばかり。

同工場のエンジン生産能力は、年間33万基。フォルクスワーゲンの直噴ガソリンターボエンジン、「TSI」の最新世代ユニット(排気量は1.8リットルと2.0リットル)を生産し、『ジェッタ』などを生産するメキシコのプエブラ工場と、『パサート』を組み立てる米国テネシー州のチャタヌーガ工場へと出荷している。

今回、フォルクスワーゲングループは、同工場に1億1800万ドルを追加投資すると発表。工場の建物を増設する第2期工事に着手する。2016年初頭、エンジンの組み立てを開始する計画。

同時に、増設された新工場では、新開発の可変バルブシステムの生産も行う予定。フォルクスワーゲングループは、「この可変バルブシステムが、エンジンのパフォーマンス向上とCO2削減をさらに進める」と説明している。

《森脇稔》

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