過去最高記録を軽々と破る32万人の来場者…入間基地航空祭

航空 エンタメ・イベント
今年は午前中の早い時間から猛烈な混雑に。入場制限も頻繁に実施された。
  • 今年は午前中の早い時間から猛烈な混雑に。入場制限も頻繁に実施された。
  • 航空祭は15時終了だが、完全クローズにはそれから約3時間ほど要した。写真は入間基地所属のT-4練習機。

航空自衛隊は3日、入間基地(埼玉県狭山市)において航空祭を開催した。来場者数は約32万人。単日の開催としては、これまでの最高記録だった2010年の28万人を大きく上回る結果となった。テレビドラマ「空飛ぶ広報室」の影響が大きかったものとみられる。

入間基地の航空祭は、東京都心部から電車で1本で行けるアクセス性の良さから、自衛隊の航空祭としては最大規模。首都圏で行われる各種イベントの中でも屈指の来場者数を誇る。

単日開催として(過去には航空宇宙ショーを兼ね、複数日開催もあった)、これまで最高の来場者数は2010年の28万人。これは同年の正月に放送し、SMAPの木村拓哉さんがブルーインパルスに搭乗する経緯を紹介したバラエティ番組「さんタク」の影響によるものだった。

今年は4月から7月に掛け、航空自衛隊の空幕広報室を舞台にしたドラマ「空飛ぶ広報室」が放送され、その中で航空自衛隊が紹介されて身近な存在に思う人が増えたことや、東京メトロ副都心線と東急東横線が直結し、横浜方面からも1本の電車でアクセスできるようになったことから、2010年を超える32万人が来場したとみられる。

例年はブルーインパルスが飛ぶ直前の正午ごろに混雑のピークを迎えるが、今年は午前の早い時点から入場制限が実施されるなど、新記録達成の予兆はあらわれていた。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集