元F1ドライバーのロバート・クビサは、WRC ラリースペインの最終レグで5分15秒8の大差をつけて勝利を獲得し、2013年度WRC-2カテゴリーのチャンピオンの座についた。
この勝利はシトロエン『DS3RRC』を運転するクビサにとって今季5度目のもので、このラリーではハンドブレーキの不具合によって、タイトなコーナーでペースを保てなかったが、大きな障害とはならなかった。
「シーズンのスタート時にチャンピオンに成ることは目標ではなかったが、僕はもし自分がグラベルを素早く学ぶことができれば、良い結果が得られると知っていた。僕はターマックの上ではとても競争力があることを確信していたが、WRCでのラリーはそれぞれが完全に異なっている。僕達は6回のラリー出場で5勝を挙げることができて、1度の2位を獲得できたので、全てが上手く行った」とクビサは語った。
ウェールズ人ドライバーのエルフィン・エヴァンスがクビサに最も近いライバルと考えられていたが、土曜日の市街地ステージでホイールを外してしまい、さらに日曜日に復帰した後もオープニングステージでクラッチの故障を起こしリタイアとなってしまった。
尚、クビサはWRC最終戦のラリーGBで、WRCクラスに初挑戦することが決まっている。