【WRC 第12戦】ソルド、ラリースペインのスタートシステムを批判

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ダニ・ソルド
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WRCは10月23日、シトロエンのスペイン人ドライバーであるダニ・ソルドが、今週末に行われるラリースペインのスタートシステムによって、2日目にドライバー達が故意にタイムを落とす可能性があると警告したことを発表した。

10月25日に開始される混合路面のラリーは、金曜日と土曜日の2日間のアスファルト上での競技と、日曜日の最終日にグラベル上での競技が行われる予定で、FIAの規定によれば、ドライバー達は開始日の競技をチャンピオンシップでの順位の順に行い、2日目と3日目は、前日のラリーの順位の順に行われることとなる。

しかしシトロエンのファクトリーチームに所属するソルドは、日曜日の緩んだグラベルで最初に走る不利を避けるため、土曜日のラリーで故意にタイムを落とし、リーダーになることを避けようとする可能性があることを示唆した。

多くのWRCチームがこの批判に賛成したことから、ラリースペインの主催者はスタート順決定の規定を改変し、日曜日のスタート順を前日のレース結果と逆にするようにリクエストしたが、FIAはこれを拒否した。

「僕は第2レグの終わりに、スタート順の変更が行われなかったことに本当にガッカリした。日曜日に最初に道路に出て、ライバルの為にラインを掃除してやる為に、ハードにプッシュして良いリードを築き上げることに、何の意味があると言うのだ?」とソルドは語った。

《河村兵衛》

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