マツダの小飼雅道社長は10月9日に都内のホテルで開いた『アクセラ』の予約販売開始に伴う発表会で、新モデルのグローバル販売について「120か国以上に導入し、年間約50万台を計画している」と述べた。
アクセラは同社の販売の約3割を占める最量販モデルであり、2003年の投入以来、約10年で累計370万台を販売してきた。新型への刷新を機に、従来を上回るペースの販売を狙う。小飼社長は12年から取り組んでいる構造改革プランに沿って、「今年度は業績回復を確実に軌道に乗せる重要な年」と指摘、新型車で「私たちの新しい成長を切り開きたい」と強調した。
国内向けはトヨタ自動車からの技術導入により、同社初のハイブリッド車も設定。ガソリン車、ディーゼル車と合わせ、乗用車では初めて3つのパワートレーンを揃えたが、「いずれを選択いただいても、マツダ車らしい走る喜びと環境、安全性能でお応えできる」と、アピールした。