フェラーリ・ジャパンは10月8日、ミッドシップスポーツカー『458イタリア』の特別モデル『458スペチアーレ』を日本で初めて公開した。
レーシングドライバーの小林可夢偉選手の運転で姿を現したスペチアーレは、一見すると458と変わりないように見える外観だが、車体の軽量化、フロントとリアに装備された専用の可変エアロ、ボンネット上に設けられた放熱ダクトなど、様々な改良が施されている。フェラーリに数々の勝利をもたらしたNART(ノース・アメリカン・レーシングチーム)のシンボルであるブルーとホワイトのストライプがボディ中央を貫いているのも印象的だ。
エンジンは通常の458と同じ4.5リットルV8エンジンを搭載するが、燃焼効率や圧縮比などの改善により、35ps上乗せの最高出力605ps/9000rpm、最大トルク55.1kgmを叩き出し、最高速度は325km以上。0-100km加速は3秒フラット。
フェラーリ極東エリア統括のジュゼッペ・カッターネオ氏は、「フェラーリ史上最強のV8エンジンを搭載しており、V8フェラーリのコレクターであれば是非とも手にして欲しい一台だ」とコメントした。