ラリーフランスでセバスチャン・ローブと対決する、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエが、WRCの公式取材に答え、このレースで引退するローブについて語った。
質問:何がセバスチャン・ローブをこれほど偉大なドライバーにしていると思いますか?
オジエ:とてつもなく安定したドライバーであることが、彼をこれほど強くしていると思う。彼は全てのキャリアを通して、滅多に大きなミスをしたことが無い。彼は精神的にも強く、ターマックや砂利道、雪道などの全ての路面でとても速いドライバーだ。
質問:全ての世代の偉大なドライバー達の中で、彼はどこにランクしますか?
オジエ:タイトルの数や記録を通して見ると、彼はあらゆる世代で最も成功したドライバーだろうね。だが僕の意見では、異なった世代のドライバー達を比較することはできないと思う。なぜならそれはサッカーにおいて、ペレとメッシを比較するようなものだからね。
質問:あなたは大好きなローブに関する記憶を持っていますか?
オジエ:2007年に僕がフランスのプジョー・カップでレースをしていて、初めてかれに会った時が僕の最高の記憶だね。彼は義理の兄弟のレースを見ながらレースを追いかけていた。レースの後、彼は僕のところへ来て、僕のパフォーマンスを祝福してくれた。それは本当にスペシャルな瞬間だったよ。そしてそれは、僕がシトロエンのチームに知られることの助けとなった。なぜなら彼は僕の名前を、さまざまな人達の間に広めてくれたからだ。