国土交通省は、2014年夏期ダイヤから拡大される羽田空港の昼間時間帯の国際線発着枠のうち、現在までに二国間合意が整ったものについて、国内航空会社に配分することを決定した。
羽田空港の昼間時間帯の国際線発着枠1日40便で、年間約3万回に拡大する見通し。このうち、現在までに二国間合意が整った国の発着枠は31便。
このうち、日本側が16便で、内訳は全日本空輸が11便となる一方、日本航空が5便にとどまる。
今回の羽田空港発着枠拡大の割当では、適切な競争環境を確保するため、抑制的に判断した。具体的には、発着枠の配分を受けて航空便が設定された場合、航空会社にとって新路線の拡大に該当するかを基本として判断基準としたとしている。
現時点で発着枠を決定できなかった9枠は米国を始め、各国と引き続き航空交渉を行い、合意し次第、航空会社へ配分する。