ispaceとJALグループは12月3日、月面輸送・運航分野での協業検討に関する基本合意書を締結したと発表した。合意は11月28日に行なわれ、JALに加え、JALECと商社のJALUXを含む4社体制で「シスルナ経済圏」の構築をめざす。
月面では今後、輸送・探査・居住などの活動が本格化すると見込まれており、ispaceは地球と月との間の宇宙空間「シスルナ」で持続可能な経済圏の形成をビジョンに掲げている。JALは航空輸送で培った安全・安心の運航技術を宇宙分野に拡張し、定期的な人流・物流の創出をめざしている。
JALはこれまで、月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」に参加した「HAKUTO」や民間月面探査「HAKUTO-R」への支援を実施。ランダーやローバーの航空輸送に加え、JALECが燃料配管の溶接・組立・試験など技術面で協力してきた。






