JR西日本米子支社が「山陰満喫パス」発売…豪雨で不通の区間復旧受け

鉄道 企業動向
山陰本線を走るJR西日本の特急「スーパーまつかぜ」。「山陰満喫パス」は山陰各線の特急・普通列車自由席が乗り降り自由となる
  • 山陰本線を走るJR西日本の特急「スーパーまつかぜ」。「山陰満喫パス」は山陰各線の特急・普通列車自由席が乗り降り自由となる
  • JR西日本米子支社が発売を開始した「山陰満喫パス」の利用可能区間

JR西日本米子支社は、8月24日の集中豪雨以降運転を見合わせていた山陰本線江津~浜田間(19.0km)が9月25日に運転再開したのを受け、同区間を含む山陰各線の特急・普通列車自由席が乗り降り自由となる「山陰満喫パス」を28日に発売開始した。

同パスが利用できるのは、山陰本線の東浜~益田間、三江線の江津~伊賀和志間、木次線の宍道~油木間、境線全線、伯備線の伯耆大山~上石見間、因美線の鳥取~那岐間。大人4000円、子供2000円で、利用期間は10月1日~12月1日までの連続する2日間。2人以上同一行程での利用が条件となり、子供のみでの利用はできない。

発売期間は11月29日までで、利用開始日の1カ月前から前日まで発売。利用当日の購入はできない。特急列車の指定席は、指定席特急券を別に購入すれば利用可能。木次線のトロッコ列車「奥出雲おろち号」を利用する際は座席指定券が必要になる。

8月の豪雨災害では今回運転を再開した山陰本線江津~浜田間のほか、三江線江津本町~石見川本間でも被害が発生したが、同区間の復旧見込みは立っておらず、江津~浜原間はバスによる代行輸送を行っている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集