デンソーは9月26日、安全分野の技術開発強化を目的に、先進予防安全に関わる画像認識技術を開発する、アダセンス・オートモーティブ社に出資すると発表した。
アダセンス社は、スペインの自動車システム・部品メーカーであるフィコサ・インターナショナル社のグループ会社。デンソーは必要な手続きを経てフィコサ社からアダセンス株を取得する。出資時期は2013年末の予定で、出資比率は50%。
デンソーは、交通事故を減らすため、安全分野における技術開発に注力。その中でも、ドライバーの運転負荷を軽減する技術や、事故が発生しそうな場合に衝突を回避する予防安全技術を強化している。
今回出資するアダセンス社は、先進運転支援システムの開発を行っており、特にカメラを使って自車車両周辺の障害物を認識する画像認識技術の開発に強みを持つ。デンソーは、アダセンス社との協業により、予防安全分野における技術開発の強化・加速を目指す。