【フランクフルトモーターショー13】“恋い焦がれる関係”作れるか…マツダ3

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マツダブース(フランクフルトモーターショー13)
  • マツダブース(フランクフルトモーターショー13)
  • 開発をリードした主査・猿渡健一郎氏
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フランクフルトモーターショーにて、ついに『マツダ3』(日本名『アクセラ』)が、セダンとハッチバック揃って正式デビューを果たした。その会場にて、開発をリードした主査・猿渡健一郎氏に開発の狙いなどの話を聞くことができた。

「開発コンセプトは“相棒コンセプト”と呼んでいます。ターゲットは、いろいろなことにチャレンジしようとしている、でもまだ成功しきれておらず、もがき苦しんでいる人たち。そういう人のベストパートナー、相棒と呼ばれるクルマを提供したい。そのためにオンリーワンの価値を持たせる。主義主張のしっかりある軸のあるクルマを作っていきたかったのです。一番避けたかったのは、比較評価の中で選ばれること。そうではなく、“恋い焦がれる関係”でクルマを選んでいただけることを目標としました」と猿渡氏は説明した。

ちなみに、クルマの顧客ターゲットは「ペルソナ」という仮想ターゲットモデルを作る手法を採用したという。

「仮想で“こういうお客様と強い絆を結びたい”という人たちを作るのです。実在する人がいれば、その人の心の深くまで入っていって、どういう考え方やどういう持ち物を選んで、どういう生活を送っているのかまで掘り下げます。そういう彼らに合うようにクルマを開発しました」

ただし、マツダらしく、そうしたユーザーに共通するのは「運転を楽しむ人」だった。

「運転を通して、よりアクティブになっていただく。いろいろなところに行って新しい経験や知識を得て、それによって自分が元気になるサイクル。眺めているだけではダメです」と猿渡氏。

「運転の楽しさ」はマツダならではの「人馬一体」が実現するというが、そのあるべき姿は、いまだ模索中でもある。

「人とクルマの関係を考えたとき、心から気持ちよいと思える関係を作りたい。しかし、このあるべき姿がまだ見えていないのです。そこで、人の感じ方、クルマの動かし方を日々研究しています。今回は“構え”という考え方を採用しました」

これは、ドライバーの予測に応じたフィードバックをクルマが正しく与えれば、ドライバーは気持ち良く、しかも、正しく運転できるというもの。

「我々では感性という言い方をしています。人間をまず知ろうと。それを昔からやっていましたが、今回は、さらにそれを加速させました。だから、クルマの開発の前に人間を知るところから始まるのです。うちのエンジニアと話をすると筋肉の話から始まります。打ち合わせに骨格標本を持ち込みますからね」と猿渡氏。

マツダは、独自の「人馬一体」を推し進め、新しく「人生の相棒となるクルマ」を提案する。
《鈴木ケンイチ》

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