メルセデス・ベンツ日本は、クリーンディーゼルエンジン搭載モデル、メルセデスベンツ「G350ブルーテック」の発売を開始した。価格は989万円。
『Gクラス』のディーゼルモデルを23年ぶりに導入したきっかけについて、同社商品企画・マーケティング部商品企画1課の伊藤節弥氏は、2010年に発売した先代「ML350ブルーテック4マチック」が好評だったことが挙げられるという。「左ハンドルのみの導入だったにもかかわらず、『Mクラス』の販売台数の約4割を占める状況だった」と話す。
さらに、昨年フルモデルチェンジした現行Mクラスは右ハンドル化したこともあり、販売台数の約7割がブルーテックディーゼルモデルだと述べ、「SUVモデルとディーゼルエンジンの組み合わせは、ユーザーから支持されている」とした。
伊藤さんは、「ほかの国産メーカーやインポーターも、ディーゼルモデルをSUVだけではなく、様々なモデルで導入してきており、ますますディーゼルモデルの市場が拡大すると見込んでいる。そういった環境で、四輪駆動を極めたGクラスにディーゼルエンジンを加えてほしいというユーザーの要望にも応えての導入となった」と語った。