A.J.フォイト・レーシングのディレクターであるラリー・フォイト氏は、シーズン後半、佐藤琢磨の運転するNo.14の車が、前半の勢いを失ったかに見えることについて語った。
佐藤琢磨はインディアナポリス500に参加する前、ロングビーチでの勝利とサンパウロでの2位の獲得によってチャンピオンシップをリードしていたが、最近の7レースでメカニカルなトラブルの為に4度、そして接触事故により2度リタイアを余儀なくされている。
「私はそれが運命だと言うのを嫌う人達の中の1人だ。なぜなら私は準備によって自分の運命を作り出すと信じるからだ。しかし、自分のコントロールから外れるものがあるのも確かだ」とフォイト氏は語った。
次のダブルヘッダーのレースが行われるヒューストンには、オーナーであるA.J.フォイトが参加することとなる。
「我々はA.J.が、ヒューストンで一緒にいることを喜んでいる。我々は今年の初めに、彼が同行できないことを嫌っていたが、我々がもがき苦しみ始めた時にこそ彼に頼ることができる。彼は我々に何をトライすべきか、またはどこに戻るべきかといったアドバイスを与えてくれるだろう」とラリー・フォイトは語った。
なお、現在交渉中とのことであるが、佐藤琢磨とA.J.フォイト・レーシングの2014年度以降の契約はまだ確立されていない。