NASCARの参戦チームのひとつであるMWRのオーナー、マイケル・ウォルトリップが、NAPAが同チームへのスポンサードを取りやめることを明らかにした。
これを受けて、同社がスポンサーするNo.56の車を運転するマーティン・トゥルエクス・Jrが同チームを脱退する意志があるならば、チームはそれを阻止しないとウォルトリップは述べる。
スプリントカップのレギュラーシーズン最終戦で、クリント・ボウヤーの故意のスピンにより順位を操作したとされるMWRは、NASCARより30万ドルの罰金科せられ、トゥルエクスがポストシーズンのチェイスより除外されるというペナルティーを受けた。そして今回のNAPAの撤退と、さらに5アワー・エナジーとアーロンズといったスポンサーが、まだ処置を決定していないことを合わせ、チームが来シーズンに3台体制を維持できるかどうか、非常に危ぶまれるところである。
「もしトゥルエクスが明日私のところに来て、他の契約を獲得したと言うなら、彼を断じて止める気持ちは無い。私は彼を引き止めようとしないが、できればもう少しここで我慢してくれたなら、他のスポンサーを獲得して彼を我々の車にキープ出来るかも知れない」とウォルトリップ氏は語った。
彼はこれからの焦点はスポンサーを探し、今回の事件で失望したファン達の信頼を取り戻すことだと強調した。
「他の2台の車は、完全に資金を確保している。我々は追加のスポンサーシップを得て、それらの車でレースすることが目標だ。信頼は獲得するものであり、我々は失望したファン達の信頼を取り戻す為に懸命に働くだろう」とウォルトリップ氏は付け加えた。